人と会社の未来を描こう!

えー、世間では優れた日勤教育で名の知れた、某鉄道会社が大阪のほうにありますが、中学の友人がそこに入っておりまして。
というか名古屋にある別の鉄道会社から出向になっちまったわけでありますが、ご他聞にもれず、理不尽な扱いを受けて、出向明けを待てず、辞表を出したという。
なーんか、凄いみたいね。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E5%8B%A4%E6%95%99%E8%82%B2)
私鉄との競争が熾烈だし、赤字路線を山ほど抱えちゃってるからね。
余裕のない会社ほど、従業員の扱いが荒くなっていくんだろうな。
その仮説で進むと、ここも凄いんだろうな。綿貫ファミリーの会社。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%9F%E9%81%8B%E8%BC%B8)
トラック輸送の会社なのに本社が富山県って、たぶん最適立地からはずれている。
そう思って調べてみたら、案の定、出るわ。損害賠償になって、会社側が敗れているね。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B2%E5%B2%A1%E5%BC%98%E6%98%AD)
話は飛ぶが、綿貫民輔といえば、僕にはこの話がいちばん耳新しい。

2006年6月、衆議院内に掲げられている綿貫民輔衆院議長(現:国民新党代表)の肖像画2 点が、和田の制作によるものだったことが明らかになった。数年前に、和田側からモデルの依頼を受けたことがきっかけで、二人が知り合ったとの報道がある。また、肖像画制作のきっかけは、衆議院議長経験者は、衆議院内に肖像画を掲げる慣例があるためで、綿貫側より制作を依頼。肖像画は2点制作され、現在は衆議院内にある議長応接室などに飾られている。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E7%94%B0%E7%BE%A9%E5%BD%A6)

「数年前に、和田側からモデルの依頼を受けたことがきっかけで」というくだりが、すぐれて政治的だよね。
閑話休題
「労働者が会社に残酷な仕打ちを受けた」というカテゴリーで、もっとも凄惨な事例は、多分、「水戸事件」なんだろう。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%88%B8%E4%BA%8B%E4%BB%B6)
なんか、呼び名からして水戸そのものが悪いみたいな感じを受けてしまうな。
とはいえ、まぁ、地方って産業が少ないから、一度成長軌道に乗っかった会社は「安価な労働力」*1を大量に集めることができるようになり、陰険な経営者がいたら、誰も文句が言えない中で、人使いの荒さを駆使して、どんどん増長していくんだろうなって、そういうのは実家のことを思い出すと、よくわかる。従業員を奴隷にして締め上げていくのが、利益を搾り取る最も安易で効果的な手法ではあるからね。
やがて、街じゅうがそんなふうな文化に染め上げられていく。
・・・そういった妄想は、さておき。
組織風土って、どうやって決まっていくのだろうか。
知らない間に決まっていく、と考えるのが自然だろうが、あるキー・パーソンが目に見える形で動かしていく、という言い分にも、それなりの説得力がある。
たとえば、「日本郵政JPS」とか同じ会社の「訓練道場」とか。トヨタ上がりの役員が進めたらしい。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/Japan_Post_System)
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%93%E7%B7%B4%E9%81%93%E5%A0%B4)
今年はトヨタ自動車が赤字になって、一時隆盛を極めた「トヨタ生産方式」は今後どうなっていくのだろうか!?
人生の中のどっかのタイミングで、社会学の大学院に入るチャンスがあったら、「トヨタ生産方式」を導入した会社のその後、というのを検証してみたい。まっとうに中立的に、ね。
あとやってみたいのは、「日本の株式市場はインサイダーが儲けている」仮説の検証。
だって、こういう現実があって、個人投資家が巻き上げられちゃったら、それってフェアじゃないもんなぁ。
(http://keekorok.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/ihi_6f28.html)
あ、しばらく前に流行した「成果主義」vs.「定性評価」については、もう各社どっちで進むのか、決着がついた感じはあるなぁ。
三井物産富士通の事例を、もうちょっと探索してみたいけれど。
実を言うと、一時期Fの内部で働いたことがあるけれど、今はかなり丁寧にやっている感じはあったなぁ。
一人ひとり、マネージャーと面談して、かなり具体的で定性的な目標*2を掲げて、それを頻繁にフィードバックしていく、という仕組み。
ただ、正直に言うと、書類が多すぎて作業そのものがルーチン化/形式化してしまっていたので、本音が言えなかったなぁ。

*1:これって中学校で習ったけれど、実は最悪な表現だよなー。こんなこと少年少女に教え込んで、何を考えさせたいのだろう?

*2:「明るくはきはき挨拶しますっ!」的なものも含む