・Ocean Boulevard...
Fantastic Plastic Machine "don't you know"
(http://www.uniqlo.jp/uniqlock/)
帰京までの4時間あまり、4年ぶりの友人要するに昔のあれですよを楽しませる会。
高層レストラン、それからバスに乗って砂丘へ。
バスに揺られて海辺に向かう、という小説を、三木卓だったかな、どこかで読んだ気がする。
いや違う、吉行淳之介『夕暮まで』だった。
チョコレートケーキが美味、珈琲もすばらしかった。
砂丘をずっと歩いてみたから、振り返ったとき足跡はきっと長く続いているように見えるのだろう。
そんなふうに振り返らなかったけれど。
冬晴れの青空と、風のない海辺。
過去の照らし出す幻影と、ただの現在という仮象・・・そこにある距離感が心地よいかは措いて
当時はできなかったこと、いっぱい話をして、楽園を見た気がした。
=○=
・やさしさと「強さ」
高校生の頃、「君って、やさしいんだね」と何気なく言われたことに、ひどくショックを受けたという、半ば言いがかりのような自分の心理状態を、なぜか思い出している。
やさしさの前提には「強さ」が必要だ。
「強さ」があってはじめて、やさしさをコミットメントすることができる。
そんな理由で、当時は圧倒的な「強さ」を追い求めていて、結局それを身につけることは難しかったから、毎日、どうしようもない気分でいた。
ただし、21世紀における「強さ」は、たとえば戦場における強さとは全くちがうものでもよいらしい。
たとえば裏方には裏方としての「強さ」がある。らしい。
すべての男は消耗品である (集英社文庫)
=○=
・トランスペアレント
1年前にも、ほとんど同じことを書いているね。
(http://d.hatena.ne.jp/soraniukabuniji/20071122)
ただし、「自分の居合わせることのできなかった時間」とは、ある主体が、意図せずともそれを選んだ結果、ということも多い。
昔「スイミングスクールに激しく嫉妬」するというのが村上春樹の小説にあったような気がするが、そこに嫉妬するのはお門違いだ。
=○=
・マゾヒストの選択。
(http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90001002&sid=aai.WQR7PRYo&refer=jp_home)

デリバティブ取引で約154億円の損失を計上した駒沢大学の小林清次郎総務部長は、ブルームバーグ・ニュースの取材に対して「フランス系とドイツ系の外資系金融機関2社に運用を任せていた」と述べ・・・

これ、グラントウキョウノースと山王パークでしょ?
こういう会社にバイト感覚で入って3年で解職の憂き目に遭うのは、人生経験として・・・どうなんだろう。
こないだの某ゼミパーティで「今年からスイスの公務員になりました○○です」「同じくフランス公務員になりました○○です」「私は今年からドイツ政府のために力を尽くします」みたいなのが続いて、一同よわよわしい微笑を禁じえなかった。