エンドレスエイト。

この夏、けっこう長い間、制御不能な軽い鬱状態にいて、かなり困っていたけれど、今日やっと、最初にあった関心系に戻ることができた。
トマス・ピンチョンウィリアム・フォークナーが面白いので、図書館に軟禁状態の夏休みも、なんだかまともに生きていけそう。
涼宮ハルヒ エンドレスエイト』を全話連続で見たり、ギャルゲを次から次へとやり込んだり、睡眠薬を毎晩飲んだら4日で耐性がついてしまったり、『龍が如く4』という歌舞伎町を精巧に再現したゲームのキャバ嬢役を決めるオーディションに投票するために16人の候補者すべての動画をチェックしたり、1日平均16時間の睡眠をとったり、マクドナルドと家の往復を連夜繰り返すのが戸外へ出る唯一の楽しみだったり、そんなニートから廃人へ向かう道は、ひとまず、ここで終わったみたいで、とてもよかった。

自己組織化する機械って、おかしい?

機械は生命とちがって自己組織化することができない。
つまり、ある部分が壊れたとき、それを補うように他の部分が生成される、ということがないのだ。
これが、いろんな問題を生んでいるわけで、解決できたら、面白いだろう。
たとえば、故障したらその部分だけ入れ替えて、ずっと使える自動車。
高級車のアストンマーチンとか、格好良いなぁ、赤羽橋あたりのマンション買っておいときたいなぁ、とは思っても、1000万円以上と価格が高く、これが10年でだめになってしまうのは、あまりにも、しょぼい。
それよりか、「ここが調子悪いんですよ」みたいなことを機械自身がモニタリングして、教えてくれて、少しずつ直しながら、50年くらい乗れるクルマに乗ることができれば、金も労働者の労力も、地球環境への負荷も、節約できる、はず。
それには、前提としておそらく、自動車のモジュール化が進む必要があって、産業的な話をすると、それは多分コモディティ化につながるから、愛知県の人にとっては、困った話ではあるだろう。