くろがねの。

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり  飯田蛇笏

いつも散歩する坂道の街路灯に風鈴が掛けてあるのだが、今もかわらず鳴っている。
いったい誰が外すのだろう。そう思って家に着いたら、うちにもあって、外した。
東京湾岸の埋立地にある草叢を切り取った写真を一葉、短冊がわりに吊るしてあった。